成功する社長の条件をいくつか紹介しましょう。
① 数字が読める
会社の年商や借金の額は瞬時に出てくるものです。
② 聞くのが好き
人の話やセミナーを素直に聞くことができます。
③ 人を使える
経営理念を確立し社員の連帯感を図れます。
④ 酒席ではそこにいない人を褒める
他人を褒めることは言っている人自身にプラスのストロークを与えます。
⑤ 後継者の失敗に金を出す
失敗は貴重な財産になるのですから、息子のやることを黙って見ていることです。
⑥ すべてにおいて親が上
親父を越えることは無駄な努力なのです。敵は親ではなく同業者です。
⑦ 夫婦円満
人は自分以外の誰かのために行動するときに大きな力が出るものです。配偶者は一番身近な他人です。
これは八起会(倒産者を支援する会)の野口会長の「倒産する社長の条件」の反対バージョンです。倒産する社長の条件をイメージしてしまうとそれを引き寄せてしまいますから、「成功する社長の条件」を肯定的に受け入れるがいいのです。成功する社長の条件さえイメージできれば、倒産する社長の条件など知らなくても問題ありません。
人間の脳は否定と肯定の区別ができないと言われます。してはいけないと思っても認識してしまうのが人間の脳なのだそうです。白クマを思い浮かべるなと言われると、白クマを思い浮かべてしまうのが人間の脳だということですから、ネガティブな発想そのものをなくすようにしたいものです。
とは言っても、巷の書店を見渡せば、実に多くの人が数多くの書籍でポジティブシンキングとかプラス思考といったことを書かれているのですから、それが大切であっても実行するのは簡単なことでないことが分かります。しかし、嘘でも見せ掛けだけでもいいから、前向きであるかのように脳にプラスのストロークを与える行動や言動を続けることが、前向きな脳を作り出すうえで大切なことなのでしょう。