大石会計がホームページ(HP)開設したのは、開業から15年が経った2004年のことでした。その目的、もちろん営業でした。
HP開設当時の社員は7人だったのが、13年が経った今では40人になろうとしていますからこれは完全にHPの効果です。
ただしそれはHPによる直接的な宣伝効果ではなく、毎週月曜日に「所長のコラム」を書き続けたことが大きかったと思います。
私が書くコラムは知識やノーハウを披露するのでもなく、事実や出来事を伝える場でもありません。そこで伝えていくのは事務所の方向性や私自身の経営観です。
このごろは、大石会計の方向性に共感した方がお客様を紹介してくださることが多くなりました。ありがたいことです。
コラムを書くことは私自身がとても勉強になります。考えを言語化することは難しく、自分自身と対話することで信念や価値観が次第に明確になります。
いまは出来ていないけれども、なりたい自分やありたい自分を書くこともありますし、書いている自分に矛盾を感じることもあります。自分は本当にそう思っているのか、書いていることとやっていることとが違ってはいないか、自問自答を繰り返しています。
私は聖人のようにキレイな心を持っているわけではありません。自分の会社がうまくいかない場面もあります。ですから偉そうには語れないのですが、理想を語ること、プラスの言葉を口にすることはとても大事です。
上っ面の理念やビジョンを語っても人の心は動きません。語る人が何をやっているのかで人の心は動くと信じています。人に影響を与えられる経営者…・・・なりたいものです。