私は社員が退職する度に、言いようのない寂しさ、虚しさ、悔しさ、やるせなさ、なんとも言えない感情に襲われます。
首都圏では中小企業に就職した新入社員の4人に3人は3年以内に辞めるというデータがあります。中小企業というのは厳しい存在です。
多くの経営者にとって会社は人生そのものですが、社員にとっても会社は大きな存在であることを私たち経営者は忘れてはなりません。
働いてくれている社員にとって、そして受け入れてくれている地域にとっていい会社を目指したいものです。そんな会社は経営者にとってもいい会社であるはずです。
大石会計が主催するビジョナリークラブは、そんないい会社を創りたいと考える経営幹部だけの隔月開催の情報交換会です。
ビジョナリークラブでは、いい会社を次のように定義付けています。少しハードルが高いので、今はまだ実現できていなくても大丈夫です。そこを目指したいと思える経営者のご参加をお待ちしております。
①社員とその家族が誇れる会社
家族や友人に「ここがお父さんの会社だよ」「私の会社はこんな会社なんだよ」と胸を張れるような会社
②自社らしさを大切にした個性的企業
やり方もしくはあり方にオリジナリティがあったらいいですね。他社に学び真似ても、そこに魂を込めたらオリジナルです。
③社会から愛されている
地域に受け入れられる貢献または発信があったらいいですね。存在そのものが大切にされる会社でしたら最高です。
④待遇がいい
いい会社は社員に対して厳しく、求める水準も高くなります。出来ることなら待遇も同地域同業他者の1~2割増しの給料を支払いたいものです。
⑤利益が出ている
理念だけで会社は維持できません。会社の継続には利益が必要です。会社があるから人材が育ち、社会に貢献できるのです。
会社は経営者の欲を満たすための道具ではありません。そこに関わる社員、お客様、協力会社そして世の中から大切にされる会社でありたいものです。