思考は現実化するといいます。いいことも悪いことも、人は強く考えた通りの結果になります。それならば、常にいいことを考えていたいものです。
さらにいい言葉を口に出来たらなおいいですね。いい言葉を聞いたら誰もがいい反応をするので、いい言葉を発していたら周りの環境はどんどん良くなります。なにより、それを一番聞いているのは口にした本人なのです。
脳は一人称、二人称、三人称を判断できません。なので他人に対する悪口は自分に対して言っているのと同じなのです。反対に、他人を褒めることは、自分を褒めたことになります。
もちろん自分に対してもいい言葉を使いたいものです。肯定的な自己イメージを持つためにも、いつも自分自身を肯定的に表現するのがいいのです。自らイメージした自分に合った行動がおのずと起こります。
自分を能力の低い人間と思っている人は、ここ一番の肝心な時に力を出せません。運の悪い人間だと思っていると、その思い込みの裏づけのようにチャンスが巡ってきてもつかみ損なうものです。
良くない自己イメージは、事実そのものに起因するのではありません。事実に対して下した自分の判断から生じるのです。
成績表などの数値を客観的な証拠として、自分が劣った人間だと信じ込んで、それに相応しい振る舞いをするようになるのです。
営業が苦手だと言い続けたら、どんどん苦手になっていきます。いつも批判的で他人にケチばかりつけていたら、その言葉はそのまま本人に返ってきます。
自分はネガティブで、人見知りで、魅力がないと思い込んでいる人の人生が、キラキラ輝くイメージがありません。
自分自身に対するいい思い込みがある人は、いい思考の習慣があるのです。いい習慣はいい能力を持ったことと同じです。
感情やイメージは簡単に変えられません。しかし言葉なら変えられます。言葉が感情に与える影響はとても大きいのです。他人にも、そして自分にも、いい言葉を発していきたいものですね。