狡くて、腹黒くて、意地悪で、ケチで、エッチで・・・と私は自分自身を表現することがあります。
すると、「えっ、代表ってそんな人なのですか」と社員から反応を返されたことがあります。誰にだって煩悩は108つあるのです。あなただって多分そうです。
もしも自分の弱さや欠点を身近な人に伝えたら、人生は少し変わると思います。ただし伝える相手は傷を舐め合うような弱いもの同士では意味がありません。自分の弱さを共有してくれ、少し厳しく見守ってくれる人ならいいですね。
そう言えば、稲盛和夫さんが「昨日より今日、今日より明日、少しずついい人になっていくのが人生の目的」となにかに書かれていました。
いきなりいい人にはなれませんし、煩悩をなくして聖人を目指したいとも思いません。それでは楽しそうではありません。
水清ければ魚棲まず・・・・・・真水では生物は生きられません。淀みや濁りが多いことは褒められたものではありませんが、きれい過ぎでは息がつまります。
ダメな自分を自覚しつつ、いい自分を演じる。演じ続ける。嫌な奴とかセコい奴なんて人から言われたくないですから。ダメな自分を他人に悟られるようではまだまだです。
演じて演じて演じ続ける。やがてはそれが本当の自分になる。素敵なおじ様になりたいものです。