先日、若き日を過ごした銀行の役員とゴルフを共にし、ありがたいと思うと同時に過去を振り返り感慨深くなりました。人生は出会いと、それにどのように判断するかの積み重ねなのですね。
私の社会人としてスタートは地方銀行でした。ビジネスの基本はすべてそこで学びました。
税理士になろうと思ったのは入行3年目のことです。銀行員として財務の勉強をしたのがきっかけでした。
税理士を目指した結果、銀行を辞めることになるのですが、一番身近な家族からは歓迎されませんでした。
しかし税理士になったら多くの方が応援してくださいました。ありがたいことです。学生時代の友人、銀行時代の先輩や上司さらにはお客様・・・・・・。
創業時には、僅か3年しか在籍していなかった銀行の部長が「大石を応援してくれ」と多摩地区の支店長に電話をしてくださいました。25歳で退職した若造をそこまで気にかけてくださるのは普通ではありません。
誰にも同じような出会いがあるはずです。どのように反応するかでその後の環境は違ってきます。私の出会いを振り返ると本当にツイていました。
- 中学生のとき父から税理士という資格を教えてもらったこと
- 高校時代にボートで身体を鍛えたこと
- 大学生時代に税理士の勉強に挫折して銀行に就職したこと
- 銀行で最初に配属された支店に高校時代のボート部の先輩がいたこと
- 銀行で営業・財務を学んだこと
- 『人を動かす』(デールカーネギー)に出会えたこと
- 銀行の退職を父から猛反対されたこと
- 銀行退職時に人事部長が『六中観』(安岡正篤)のコピーをくださったこと
- 創業時に学生時代の親友のビジネスに勢いがあったこと
- 『社長学シリーズ』(一倉定)に出会えたこと
- 『№1理論』(西田文郎)に出会えたこと
- SMIに出会えたこと
- 『ツキを呼ぶ魔法の言葉』(五日市剛)に出会えたこと
- 感動経営コンサルの角田識之さんに出会えたこと
- 『社長の教科書』を出版したこと
- 論語に出会えたこと
- 50歳でフルマラソンを走り始めたこと
- 安岡定子先生の『くにたち論語塾』を主催できていること
- 五日市剛先生の下で算命学を学ばせていただいていること
どれが人生のターニングポイントになったのかはよく分りません。その時には単なるポイントでしかありません。いつも後先考えずに目の前のことに反応してきただけです。
しかし、今になって振り返るとすべてが現在に繋がっています。今では、出会いと判断、これだけで将来の環境が決まる気がしています。感謝です。