あなたは、優しくしてもらった時と、優しくしてあげた時、どちらが幸せな気分になりますか。
好きな男性のタイプは優しい人…なんて聞くと、この人もしかして男運が悪いのかもって気がします。
本人が優しい人でしたら、周囲には優しい人が集まるものです。世の中、優しさが足りない人が、とかく他人にだけ優しさを求める場面ってありがちです。そもそも彼女にだけ優しいなんて男は、世に出て使い物になりません。
人は街角で募金をした時に、損をした気分になりません。募金箱にチャリンと100円玉を入れる時に幸せな気分を味わえます。
私が会社経営で幸せを感じる一場面は、利益が出て、社員に割り増しのボーナスを支払う時です。利益も嬉しいのですが、利益そのもので幸せな気分にはなれません。
私は、マザーテレサのようにひとつしかないパンを人にあげられる程人間が出来ていませんが、両手に持ったパンなら多少分かち合うことができそうです。
募金箱に100円玉を入れた時、電車で席を譲った時、目の不自由な方を誘導してあげた時、人は何かをしてもらうよりも、してあげた時の方がいい気持ちになれます。
どんな時に、自分が幸せな気持ちになれるのかを理解していると、日ごろの行動は変わるかもしれません。
見返りを求めない優しさは素敵です。自分なりの「幸せの定義」をしておくことも大切ですね。