若者たちの多くは、どのような自分になりたいのかを言語化できません。単に照れ隠しのために言わないだけならいいのですが、どうやらそうではないらしいのです。
そのような人の共通点は、生き方においても、仕事においても確固たる芯が感じられないことです。
仕事が出来る人になりたい、尊敬される人になりたい、世の中の役に立つ人になりたい、愛される人になりたい、お金持ちになりたい、毎年海外旅行がしたい、素敵な人と結婚したい、親としてわが子の成長を最大限支援したい・・・。なりたい自分が見えてくると、自ずと行動は変わるものです。
政治家になりたいと言いながら、政治の勉強をしない人はいません。歌手になりたいと言って、歌の練習をしない人はいません。なりたい自分があるからこそ前向きに人生に取り組めるのです。
本気でなりたい自分が見えてくると、何かを犠牲にするようになります。時間も欲しい、お金も欲しい、恋人も欲しい・・・・・・あれも欲しい、これも欲しいでは欲張り過ぎです。
税理士になりたいと言って勉強もしないのは、小学生がアイドルになりたいと言うのと同じです。本気で目指すのだとしたら、自分の青春は終わったと思うくらいの覚悟も必要かもしれません。
素敵な人と出会いたかったら、相手と釣り合いが取れる自分にならなくてはいけません。お互いが選び合うのですから。
なりたい自分なんて、誰も教えてくれません。どうしたらなれるかなんて分らなくてもいいのです。本気で宣言することが出来れば、やり方は後から分るのですから。