以前出会った62歳の公務員の方が嘆いていました。中学生のお子様がいて、これからの10年にお金がかかるのが悩みだと言います。
この方は40歳代半ばで結婚、48歳でお子様に恵まれました。60歳で定年退職して再任用され65歳までは働けます。ただ、その後の目処が立たないと言うのです。
確かに悩みは切実です。しかし私は、この方は若い頃にどのような人生を送っていたのかと勝手に想像してしまいました。
公務員の生涯年収は結婚とは関係ないのです。独身時代に貯蓄していたら何の問題もなかったはずです。子育て費用が先にかかるか後でかかるかだけなのですから。
私の勝手な想像ですが、若い頃は稼いだお金を無計画に使っていたのではないでしょうか。楽しい独身時代を過ごしていたのだと思います。
もしかしたらやむを得ない事情があったのかもしれませんが、前記のようなシナリオだったとしたら、それは自業自得というものです。
何ごとにつけ多少の計画性は持った方がいいのです。結婚する人もしない人も人生に見通しをつけることは大切です。いつも成り行き任せは危険なのです。
結婚生活は誰にとっても幸せとは限りません。しかし、多少の不自由さがあっても、苦楽を分かち合う人がいるなら、むしろ不自由ささえもが幸せに思えるものです。何よりも自分を信じてくれる最強の味方がいることは、何ものにも変えがたい幸福感ではないでしょうか。
この頃は、生涯結婚しない人が増えています。したくない人はこれまで通りでいいのです。誰だって自分らしい人生設計があるはずですから。
何歳であっても結婚したい人は、自分から行動することです。これは私の人生観ですが、結婚や恋愛だけでなく、パートナーが要ることは偶然のご縁に任せておくわけにはいきません。
そして何ごともバランスが大切です。人生では、こちらに見合った人としか出会いません。ですから自分磨きが大切なのです。
そして貯蓄も必要です。結婚時の所持金が30万円だった私が言うのもなんですが、お金がないことは自慢になりません。
大きなお世話ですよね。そんなこと言われなくても分っていると、お叱りを受けそうです。この頃では、社内で結婚話をするとパワハラとかセクハラと言われかねません。なので、これはすべて独り言です。