巷では老後2000万円問題が話題になっています。もしも長生きした場合、みなさんの備えは万全と言えるでしょうか。
日本に年金制度が出来たのが1961年、当時の平均寿命は男性65歳、女性70歳でした。年金を60歳から受給しても、多くの人は10年ももらえずに死んでしまったのです。
半世紀前には予想出来ませんでしたが、いまや人生は100歳の時代です。厚労省の推計では、現時点で60歳の二人に一人は90歳まで生きる見込みだといいます。
私たちは、もしかしたら100歳まで生きることになるのです。その場合、資産的裏づけがないと長生きはおめでたい話ではなくリスクになってしまいます。
2018年厚生労働省推計による長生き見込み
経済的不安がなく健康で長生きできるならいいのですが、老いて、ボケて、汚らしくなって、厄介者扱いされて生きるのは嫌ですね。そうなりたくないとは思いますが、ならないと断言できません。
もしかしたら長生きすることは苦しみなのかもしれません。そもそも生きることが苦しみだと仏教では言います。
人生の終盤に家族を苦しみに巻き込まずに済むよう、準備を重ねなくてはいけません。みなさん年金と医療保険はしっかり掛けましょう。