この頃、自分が勤める会社を悪く言う人によく出会います。それを聞くと、私はあまり楽しくありません。いいえ本当に気分が悪くなります。
その人を私は簡単に信じることはできません。自分が所属する会社を悪く言う人は、自分の親を悪く言う人と同じくらい受け入れがたいものがあります。
自分の会社の悪口ばかり言う人のサラリーマン人生が上手くいくとは思えません。本当に嫌なら転職すればいいのです。自分に合う会社に移ればいいのです。今なら売り手市場なのですから。
しかし、転職も一度や二度ならいいのですが、何度も繰り返した人は自分の側に問題があると思わなくてはいけません。
会社の文化が嫌い、上司が嫌い、給料が安い、評価に納得がいかない、言い分はいろいろあるでしょう。そんな不満や愚痴ばかりを口にする人は、お客様から少し怒鳴られたり理不尽な対応をされたりすると、すぐに逃げ出しそうです。
そんな自分が納得いかないことをすべて解消する方法がひとつあります。自分が経営者になればいいのです。起業するのです。そして、自分が感じたストレスのすべてを、社員に経験させないような立派な会社を作るのです。
なにごとも言うは易しです。無責任に論評するのではなく、責任ある立場で実務家として実践できたらきっと理想的な会社が出来るはずです。私もそんな会社で働かせてもらいたいものです。
『人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり』・・・・・・人が自分を認めてくれないのを憂うのではなく、自分が人を認めようとしないことの方を心配しなさい。(論語:学而第一)