節目の年

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 いよいよ2020年のオリンピックイヤーがやってきました。1964年の前回東京オリンピック同様に、将来振返った時に今年は間違いなく節目の年になるはずです。

 オリンピック観戦チケットはなかなか当たらないのですが、私はなんと陸上男子100メートル決勝がヒットしました。神様は日ごろの心掛けを見てくださっていたのですね。

 世間では、オリンピック終了後の景気に不安があるという声が聞かれます。まあ、もしかしたらそうなのかもしれませんが、私ども中小企業者にとってはさほど影響はないはずです。

 年商数億円程度の中小企業者にとっては、景気の影響よりも経営者のマインドの方が大きく影響します。景気や天気で経営が左右されるのでしたら、経営者なんて誰でもいいことになります。経営者であるからには、弱音なんて吐いて欲しくありません。

 人は、「自分の人生はだいたいこのくらい」と決めつけがちです。勝手に自分を低めに値踏みしてしまうのです。そして躊躇して、決断できずに諦める。こんなパターンの経営者って意外に多いです。

 誰にも過去を思い返すと反省があります。しかし、確実に言えることは、過去は絶対に取り返しがつかないということです。出来ることは、これからどんな足跡を残すかだけです。

 若い経営者には、「出来るかどうか分からないけどやってみよう」と思ってもらいたいものです。上手くいくことが約束されるなら誰だって頑張れます。結果は分からないけれども挑戦する、そこに意味があるのです。

 周りから見て明らかに知識、発する言葉の質、人生観が向上していると周囲に伝わるようになったら人生は確実に変わります。変化することが必ずしも成長ではありませんが、老若問わず成長することは必ず変化することなのですから。

 私も恥ずかしながら創業から30年が経ち60歳となりました。この節目の年に当たり、2020年を社員がやり甲斐を持てるいい会社創りのリスタートの年にしたいと闘志が湧いています。