ものごとを始めるときに宣言してからやる人と、言葉にせず心に決めて実行する人とがいます。あなたはどちら派ですか。
成功者には有言実行タイプが圧倒的に多い気がします。オリンピック選手に有言ではない人はほぼいないはずです。
不言実行をやり続けたらカッコいいのですが、不言なのでやらなくても誰にも分かられません。保険をかけているようにも思えます。
誤解を恐れずに言うなら、有言不実行もありではないでしょうか。言ったことが100%できなくても、その何割かでも実行できたのなら、実行しないよりは遥かにマシです。
結局のところ、有言も不言もどちらでもいいのです。やることをやればいい。ただ、やる水準は人それぞれ。能力が同じだとしたら、100やった人と、30しかやらなかった人とで結果は違って当たり前です。とにかく実行しないことには何も変わりません。
これは苦労をした方がいいということではありません。他人への気遣いや思いやり、そして出会いも含めて行動あるのみということです。
私レベルの凡人が言えることはこの程度ですが、本当に力のある人は言葉少なく道を極めるものです。論語には次のようにあります。
『司馬牛、仁を問う。子(し)曰(のたま)わく、仁者はその言や訒(しの)ぶ。曰(いわ)く、其の言や訒(しの)ぶ、これを仁と謂(い)うか。子曰(のたま)わく、之を為すこと難し。之を言うに訒ぶ無きを得んや』【論語:願淵第一二
司馬牛(孔子の弟子)が仁について尋ねた。孔子は答えられた「仁のある者は、言葉を謹んで控え目にするものだ」。司馬牛は驚いて言った。「言葉を控え目にするくらいで仁者と言えるのですか」。孔子は答えられた。「言ったことを実行するのは甚だ難しい。それで仁者は言葉を控え目にしないではいられないのだ」
日々反省しかありません。。