困った時の神頼みと言います。あなたは日頃の生活の中で、神様に手を合わせることがありますか。
最近まで、私にはその習慣がありませんでした。もちろん、初詣や旅行で神社に行ったら神様に手を合わせることはしますが、年に何度もあることではありません。
そんな私ですが、今年になって神様や神棚について詳しい方と出会い、教えていただきながら自宅と事務所に神棚をつくりました。
最近の私の朝は、神棚に手を合わせることから始まります。実家では亡き父が毎朝していたことですが、恥ずかしながら私は還暦を過ぎてからです。気になっていたものの機会がありませんでした。
多くの会社のオフィスや社長室には神棚が祀られています。しかも優れた社長ほどその傾向が強い気がしていました。
孤独を感じることが多いのが経営者です。人に頼ることができない場面が多いのが経営者です。白黒判断しかねる事案に答えを出さねばならないのが経営者です。困難に勇気をもって向き合うときにこそ、見えない力が必要になるのかもしれません。
どんな困難をも実力で乗り越えられたら立派ですが、最後にものをいうのは運ではないでしょうか。
天の時、地の利、人の和と言います。これまでの人生を振り返ると、タイミングも、場所も、出会いも、すべては運だったように思います。
とても理屈では説明できませんが、邪念のない謙虚になれるひと時が毎日あることがとてもいいと個人的には思っています。