新型コロナに感染して入院された人の体験談を聞くと、歩行困難になったと耳にすることが何度かありました。筋力が弱ってしまったのですね。
1か月入院した40歳代の男性は、ベッドを降りて歩こうと思ったら足が運べなくなったと言います。お年寄りでもないのに。
3か月入院した60歳代の男性は、ペットボトルのキャップが開けられなくなったそうです。健康な人には想像できません。
コロナ禍で外出機会が減った女性が久しぶりにハイヒールを履いて都心に出かけたところ、膝を痛めて病院通いしていると聞きました。
宇宙飛行士が無重力の宇宙空間に長期滞在すると、いわゆる老化と同じように筋肉の量、質ともに落ちて身体機能が低下する加齢現象を起こすそうです。長期入院や外出不足も同じなのですね。
そう考えると、コロナの影響でテレワークが増えていることも心配になります。ある意味、通勤は運動と同じです。陽の光を浴びないのは骨を弱くしますし、意欲低下で鬱の原因にもなります。
コロナの影響では落ちるものばかりです。筋力、骨量、骨質、意欲、収入・・・増えるといったら体重くらいです。
大石会計では10年以上前から毎年マラソン大会に参加していました。しかし、この2年はコロナ禍でマラソン大会そのものが開催されません。目標がないとモチベーションの維持は厳しく、私もランニングから遠ざかっています。
私は50歳でマラソンを初体験して以来、年2回ペースでフルマラソンを完走していましたが、いまや完全に60歳代の身体になった気がします。
夏が終わり、陽気のいいスポーツの秋です。体のためにも心のためにも適度に体を動かさなくてはと危機感を覚えます。ただのオヤジにならないためにも、来年中の60歳代サブ4を宣言します。
※サブ4:フルマラソン4時間切り