毎週月曜日にアップしているこの「所長のコラム」は、大石会計のホームページの開設と同時に始めたのでかれこれ18年になります。これまでの累計掲載回数は800回を越えた計算になります。

　コラムを書くにあたって当初から意識していたことがあります。それは基本的には税金については書かないということです。税理士が言うのもなんですが、税金の話ってあまり楽しくありませんよね。

　多くの中小企業に関わらせていただく立場として、経営に本質的に役立つ情報を私らしく発信することを心掛けました。結果、私自身の経営観や人生観を表現することが多くなりました。

　はじめの頃は、「偉そうに書くな」とか「お前に何が分かる」とかご批判も受けたものです。無理もありません。大した実績もない私が経営者に向けて書くのですから。自分自身も学びながら、挑戦しながら書いてきたのは事実です。

　書くからには私自身が実践しなくてはなりません。そして、出来ることなら実績も残さなくては説得力がありません。

　結果論ですが、振り返るとコラムを書き始めたころから大石会計の成長が始まりました。2004年当時の大石会計は創業から既に15年経っていましたが社員数は6～7人でした。社員が多ければいいとは思いませんが、今では50人を超えています。

　自問自答しながら書く行為は、時には自分自身と向き合う苦しい時間でもあります。始める前にこの大変さが分かっていたらきっとやらなかったと思います。

　エラそうに書いておきながら、実践できないこともありました。ネタ切れになりそうなこともありました。何度かやめようと思ったこともありました。しかし、これは自分との約束です。その約束を守り続けた結果が現在の環境ですから、今では続けて良かったと心から思えます。

　あなたにとっての『自分との約束』は何ですか？