ニコンが一眼レフカメラ開発から撤退の報道、私には少しショッキングなニュースでした。
40数年前の高校生時代に初めて買った一眼レフカメラがニコンでした。ポール・サイモンの『コダクローム』の歌詞にもナイコンキャメラ(Nikon Camera)と歌われたように世界で愛されたカメラだったのに、時代の流れとはいえ残念です。
かつてレコード全盛期のレコード針シェア№1だったナガオカはCDの出現で市場からほぼ姿を消しました。そのCDですら今は見ることがなくなりました。
ガソリン自動車はあと10年もすると世界中で新車販売が出来なくなります。街中では水素ステーションを見かけるようになりました。
ITの発達と循環型社会指向とで、世の中の仕組みが恐ろしい勢いで変わっています。税理士の世界も例外ではありません。東欧のエストニアは基本的に税金の申告が要らないと言われています。
旧ソ連から30年前に独立したエストニアの人口は日本の100分の1、多くの島から構成されている小国です。大国のシステムを採用したら大きな政府になるので、エストニアは世界最先端ともいえる「電子政府」を目指しました。
エストニアでそれを実現させたのは首相をはじめとした30歳代の若い大臣たちでした。いまロシアと戦っているウクライナのデジタル大臣も31歳です。
税理士の世界に未来はないとは思いませんが、若き人材の登用とITの活用はセットで重要テーマであることは間違いありません。これは業界問わずですね。